火災の発生件数は、前年に比べ44件の減少となり、建物火災が24件、林野火災が2件、その他の火災が25件減少しましたが、車両火災は7件増加しました。
死者は6人減少し、負傷者は3人減少しました。
1 火災件数
平成24年中の火災件数は187件で、建物火災が全火災の 54.0%で最も多く、次にその他の火災(空地・ごみ置場のゴ ミ、枯草等の火災)、車両火災、林野火災の順となっています。
前年に比べ建物火災が24件減少し、林野火災2件、その他 の火災25件減少したのに対し、車両火災は7件増加しています。
2 出火原因
火災を出火原因別にみると、放火(疑い含む)によるものが38件(20.3%)と最も多く、次に、たばこ27件(14.4%)、こんろ21件(11.2%)、電灯・電話等の配線11 件(5.9%)、排気管6件(3.2%)の順となっています。
3 死傷者
火災による死者は8人で、前年に比べ6人減少しました。過 去5年間の火災による死者は46人で、31歳から60歳まで の働き盛りは、16人(34.8%)、また、65歳以上の高 齢者も22人(47.8%)と高い割合を占めています。
負傷者は39人で、内訳は、応急消火義務者34人、消防協力 者1人、消防職団員1人、その他3人となっています。
4 損害額
火災による損害額は、1億9,134万7千円で、前年に比 べ3,255万円減少しました。火災1件あたりの損害額は、 102万3千円となっています。
火災種別ごとの損害額は、建物火災によるものが圧倒的に多 く、全体の93.4%を占めています。
◆火災の原因のトップが放火
相模原市では、昭和61年以降放火が火災発生原因の第1位で、全国的にみても毎年増加傾向にあります。放火による火災から身を守るには、整理整頓と監視が大切です。下記のチェックポイントにそって、一度身の回りを点検してください。
□ 家の周りに燃えやすいものを置かない、また枯れ草は刈り取 っておく。
□ ごみは、決められた日時に出す。
□ センサー付きライトなどを設置し、夜間も家の周りを明るく しておく。
□ 物置や車庫にはカギをかける。
□ 車やオートバイのカバーには、防炎製品を使用する。