平成25年新年の御挨拶

1月 25th, 2013

平成25年新年の御挨拶

お知らせ, by admin.

■あらゆる災害に的確に対応する消防力を目指して■

相模原市消防局長 大谷 喜郎

相模原市消防局長 大谷 喜郎
 新年明けましておめでとうございます。
 輝かしい平成25年の新春を迎え、公益社団法人相模原市防災協会の会員の皆様に謹んで年頭のご挨拶を申し上げますとともに、日頃から消防行政に対しまして、深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 さて、一昨年の東日本大震災では、多くの尊い人命が失われるとともに、福島第一原子力発電所の事故が発生し、復興には道半ばの状態が続いております。
 また、今日の消防を取り巻く環境は、生活様式の変化や都市化の進展により、複雑多様化する災害への対応はもとより、増加の一途をたどる救急需要への対応など、各分野にわたって多様性と専門性が求められているところであります。一方で、大規模地震やテロ等の予測の難しい災害にも、的確に対応することが求められております。
 こうした状況の中、昨年4月には相原分署に救急隊を配置し運用を開始したほか、大型除染システム搭載車、特別高度工作車等を導入し、あらゆる災害に対応できるよう、消防力の強化を図ってまいりました。
 本年におきましては、藤野地域の災害に迅速かつ的確に対応するため、移転整備を進めてまいりました藤野分署が4月に開署する予定でございます。
 今後も、あらゆる災害から市民のいのち・財産を守るため、引き続き消防部隊の強化に努めるとともに、救急救命士や予防技術資格者の養成を推進し、専門的事案にも即応できる体制の強化を図ってまいります。
 しかしながら、安全で安心して暮らせるまちづくりを実現するには、市民、事業所、そして行政が一体となって取り組むことが不可欠であり、公益社団法人相模原市防災協会の果たす役割はこれまでにも増して大きなものとなっております。 
 会員の皆様におかれましては、引き続き防火・防災体制の充実強化に努められるとともに、今後とも消防行政に特段のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、公益社団法人相模原市防災協会のますますのご発展と会員の皆様のご健勝、ご活躍を心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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